2009年12月20日日曜日

健康不安社会を生きる (岩波新書) (新書) 飯島 裕一 (著)


内容(「BOOK」データベースより)
誰もが抱える健康不安を背景に、「健康ブーム」を衰えを見せない。ことに、手間暇を掛けずに健康効果、痩身効果が望める—とうたう手法を求める風潮が強い。効率化を求め、慌ただしく動く現代社会の影を映す鏡ではないだろうか。識者へのインタビューを通し、ブームの底にあるものを見裾え、「健康とは何か」を問い直す。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
飯島 裕一
信濃毎日新聞編集委員。日本科学技術ジャーナリスト会議理事。1948年長野県上田市生まれ。北海道大学水産学部卒業。信濃毎日新聞社入社後、報道部、整理部、文化部を経て、1994年から現職。専門は、医学・医療・健康問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ぼくらの言葉塾 (新書) ねじめ 正一 (著)


内容(「BOOK」データベースより)
「言葉って、すごいなあ」。本当に強い言葉は、人のいちばん奥底にまで届く。この本は、そんな心に響く言葉たちを、詩から、歌から、俳句から集め、言葉の味わい方・楽しみ方を指南します。詩が好きな人、詩をつくる人、詩を朗読する人はとくに必読!言葉の回路全開のねじめ先生が、パワフルに過激にスリリングに語ります。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ねじめ 正一
1948年、東京生まれ。詩人、作家。1981年、詩集『ふ』でH氏賞を受賞。1989年、小説『高円寺純情商店街』で直木賞を受賞。東京・阿佐谷にて「ねじめ民芸店」を営む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

平家の群像 物語から史実へ (岩波新書) (新書) 高橋 昌明 (著)


内容(「BOOK」データベースより)
「賢人」重盛、暗愚な宗盛、「運命の語り部」知盛、こころ弱き人維盛—。それぞれ『平家物語』の描きだしたイメージでよく知られる平家の人びと。しかし「実像」はどうだったのか。当時の貴族社会や合戦の現実に目配りしつつ、人物それぞれの動きを丹念に追うことで、新たな「史実」が浮かびあがる。歴史研究の醍醐味を味わえる一書。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高橋 昌明
1945年高知県に生まれる。1969年同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。滋賀大学教育学部教授、神戸大学大学院人文学研究科教授を経て、神戸大学名誉教授。専攻は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

オバマは何を変えるか (岩波新書) (新書) 砂田 一郎 (著)


内容(「BOOK」データベースより)
チェンジがアメリカに到来した—当選直後の勝利演説で、こう語ったバラク・オバマ。彼は、直面する数々の危機や困難をどう認識し、どのように対処しようとしているのか。そのことによって、アメリカの政治・経済・社会・外交をいかなる方向へ導こうとしているのか。政権発足からの軌跡をたどり、「変革」の意味と可能性を考える。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
砂田 一郎
1937年神戸生まれ。1960年早稲田大学政治経済学部卒業。毎日新聞社を経て1973年カリフォルニア大学(バークレイ)政治大学院修了。東海大学教授、学習院大学教授を歴任。専攻はアメリカ政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

パリ 都市統治の近代 (岩波新書) (新書) 喜安 朗 (著)



内容(「BOOK」データベースより)
一八~一九世紀にかけての革命の時代、パリは激増する人口、都市騒乱の頻発で危機的な状況を迎えていた。王権・教会が弱体化するなかで、近代的な都市基盤や治安体制はどのように創られたか。セーヌの河岸・橋・港の整備、パリ警視庁創設、共同体の変容などについて述べながら、近代的な統治システムの形成過程を明らかにする。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
喜安 朗
1931年東京に生まれる。1960年東京大学大学院人文科学研究科修了。専攻はフランス近代史。現在、日本女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

季語の誕生 (岩波新書) (新書) 宮坂 静生 (著)


内容(「BOOK」データベースより)
季語はどのようにして生まれたのか。従来は、花・月・雪などの題目が揃った平安時代の美意識に起源をもつといわれてきた。しかし、季語誕生の底流には、縄文人以来長い間に蓄積された生活意識が民俗的伝承としてあったのではないか。芭蕉を季語の歴史を変革した先駆者と位置づけながら提言する新たな季語論。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮坂 静生
本名・敏夫。1937年長野県に生まれる。現在、俳人、月刊俳句誌『岳』主宰。信州大学名誉教授。季題・季語体系の見直しを提唱し、季語深耕、地貌季語発掘につとめている。第45回現代俳句協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

パンデミックとたたかう (岩波新書) (新書) 押谷 仁 (著), 瀬名 秀明 (著)


内容(「BOOK」データベースより)
燎原の火のごとく広がる新型インフルエンザ。その世界的大流行は我々に何を問いかけているのか。小説家の想像力と専門家の洞察力とが切り結ぶ対話篇。いま必要なのは、過度に恐れず、適切に恐れることだ。根源を見すえた議論が、パンデミックに立ち向かう勇気と、冷静に対処する視座を与えてくれる。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
押谷 仁
1959年生まれ。東北大学医学系研究科教授(微生物学分野)。専門は、ウイルス感染症の疫学研究、感染症対策。厚生省新型インフルエンザ専門家会議委員

瀬名 秀明
1968年生まれ。作家。東北大学薬学研究科博士課程修了。2009年まで、東北大学機械系特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

生活保障 排除しない社会へ (岩波新書) (新書) 宮本 太郎 (著)



内容(「BOOK」データベースより)
不安定な雇用、機能不全に陥った社会保障。今、生活の不安を取り除くための「生活保障」の再構築が求められている。日本社会の状況を振り返るとともに、北欧の福祉国家の意義と限界を考察。ベーシックインカムなどの諸議論にも触れながら、雇用と社会保障の望ましい連携のあり方を示し、人々を包み込む新しい社会像を打ち出す。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮本 太郎
1958年東京都生まれ。1988年中央大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。ストックホルム大学客員研究員、立命館大学教授などを経て、北海道大学大学院法学研究科教授、博士(政治学)。専攻は比較政治、福祉政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

マルコムX (岩波新書 新赤版 1224) (新書) 荒 このみ (著)


マルコムX (マルカムXとも、Malcolm X、1925年5月19日 - 1965年2月21日)は、アメリカの黒人公民権運動活動家。

「ネイション・オブ・イスラム教団」のスポークスマン、「ムスリム・モスク・インク」および「アフリカ系アメリカ人統一機構(Organization of Afro-American Unity)」の創立者でもある。旧名はマルコム・リトル(Malcolm Little)。非暴力的で融和的な指導者だったキング牧師らとは対照的に、アメリカで最も著名で攻撃的な黒人解放指導者として知られている。(Wikipediaより)

2009年3月12日木曜日

中国という世界—人・風土・近代 (岩波新書) (新書) 竹内 実 (著)



内容(「BOOK」データベースより)
国土は広く、人も多く、古い歴史の中国。「チュウゴク」とは何か、そしてこれからどこへ行くのだろうか。「一つの世界」を形成する独特の風土に生きてきた人びとの人間観・家族観をさぐり、さらに近代を象徴する都市・上海と上海女性の気質を描きだす。新たなる中国論の誕生。図版多数。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
竹内 実
1923年中国山東省に生まれる。1949年京都大学文学部(中国文学専攻)卒業。専攻は中国文学、現代中国論。現在、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

日本庭園—空間の美の歴史 (岩波新書) (新書) 小野 健吉 (著)



内容(「BOOK」データベースより)
京都・龍安寺の枯山水、東京・小石川後楽園の回遊式庭園、あるいは茶室の露地の佇まい。日本各地に残る名園は、時代時代の様式を持っている。祭祀や儀式の場に始まり、鑑賞の対象となり、社交の舞台ともなった庭園の美の変遷を、縄文から近代にわたってたどる。歴史を知ることで、探訪の楽しみが一段と深まるに違いない。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小野 健吉
1955年、和歌山県生まれ。1978年、京都大学農学部林学科卒業。現在、文化庁主任文化財調査官。農学博士。専門は日本庭園史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ルポ 高齢者医療—地域で支えるために (岩波新書) (新書) 佐藤 幹夫 (著)



内容(「BOOK」データベースより)
医療制度改革により大きくゆさぶられる高齢者医療。危機に直面する中で、地域の特性に即しながら、その地に生きる人々の人生の終盤を支える取組みを地道につづける医療者たちがいる。大都市のベッドタウンや地方の中核病院など、創意工夫あふれる八つの実践から、今後いっそう進展する高齢社会の医療と福祉の未来を考える。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐藤 幹夫
1953年秋田県生まれ。批評誌『飢餓陣営』主宰。フリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

政権交代論 (新書) 山口 二郎 (著)



# 新書
# 出版社: 岩波書店 (2009/3/19)
# ISBN-10: 4004311780
# ISBN-13: 978-4004311782
# 発売日: 2009/3/19

2009年1月8日木曜日

外国語学習の科学—第二言語習得論とは何か (岩波新書) (新書) 白井 恭弘 (著)



内容(「BOOK」データベースより)
英語、韓国語、中国語など外国語を学ぶ人は多く、また日本語教育に携わる人も増えている。だが各種のメソッドや「コツ」は、果たして有効なのだろうか。言語学、心理学、認知科学などの成果を使って「外国語を身につける」という現象を解明し、ひいては効率的な外国語学習の方法を導き出す、「第二言語習得 (SLA)」研究の現在を紹介する。

出版社からのコメント
どうすれば外国語が「身につく」のだろうか?

 外国語を使えるようになりたい、「ネイティブ並み」とはいわなくても、口頭であれ、文章であれ、引け目と緊張を感じずに外国人とのコミュニケーションができるとよい......と思う人の多さは、数々の学習書や(とりわけ英語の)語学学校、学校での早期教育をめぐる論議からも明らかでしょう。そして、なかなかうまく行かないことにがっかりする人も、かなり多いはずですね。

 そうした学習のための各種のメソッドや「コツ」は、果たしてどれだけの科学性を持っているのでしょうか。「日本人は外国語が苦手」「やはり子供のうちからでないと」「どうしても必要なら何とかなるんじゃないか」といったことも、何となくそんな気がする、という印象の域を出ていません。

 本書が紹介する「第二言語習得(Second Language Acquisition = SLA)」論は、比較的新しく、1960年代に始まった研究分野です。言語学、心理学、認知科学などの成果と連携しながら、「外国語を身につける」という現象を科学的に解明し、ひいては効率的な外国語学習の方法を導き出すことを課題とする、実践的な要請の強い学問分野だといえるでしょう。日本では特に英語教育・日本語教育の実践者、研究者に注目されています。

 著者はこの分野について、もっとも先進的な位置にある研究者の一人ですが、読みやすく、どこかユーモアさえ感じられる語り口で、第二言語習得理論の成果を一般向けに紹介し、それを生かした実践面のヒントまでを提供しています。あわせて、外国語教育・日本語教育に志す人たちにとっても信頼できる入門書となるように工夫をこらしました。

日本人の英語 (岩波新書) (-) マーク ピーターセン (著), Mark Petersen (原著)



内容(「BOOK」データベースより)
「冷凍庫に入れる」はput it in the freezerなのに「電子レンジに入れる」だとput it in my microwave ovenとなる。どういう論理や感覚がこの英語表現を支えているのか。著者が出会ってきた日本人の英語の問題点を糸口に、従来の文法理解から脱落しがちなポイントをユーモア溢れる例文で示しつつ、英語的発想の世界へ読者を誘う。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ピーターセン,マーク
アメリカのウィスコンシン州出身。コロラド大学で英米文学、ワシントン大学大学院で近代日本文学を専攻。1980年フルブライト留学生として来日、東京工業大学にて「正宗白鳥」を研究。現在、明治大学政治経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書) (新書) 堤 未果 (著)



内容(「BOOK」データベースより)
貧困層は最貧困層へ、中流の人々も尋常ならざるペースで貧困層へと転落していく。急激に進む社会の二極化の足元で何が起きているのか。追いやられる人々の肉声を通して、その現状を報告する。弱者を食いものにし一部の富者が潤ってゆくという世界構造の中で、それでもあきらめず、この流れに抵抗しようとする人々の「新しい戦略」とは何か。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
堤 未果
東京生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科学士号取得。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連婦人開発基金(UNIFEM)、アムネスティ・インターナショナル・NY支局員を経て、米国野村證券に勤務中、9・11同時多発テロに遭遇、以後ジャーナリストとして活躍。現在はNY‐ 東京間を行き来しながら執筆、講演活動を行っている。2006年『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命—なぜあの国にまだ希望があるのか』(海鳴社)で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

反貧困—「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書) (新書) 湯浅 誠 (著)



内容(「BOOK」データベースより)
うっかり足をすべらせたら、すぐさまどん底の生活にまで転げ落ちてしまう。今の日本は、「すべり台社会」になっているのではないか。そんな社会にはノーを言おう。合言葉は「反貧困」だ。貧困問題の現場で活動する著者が、貧困を自己責任とする風潮を批判し、誰もが人間らしく生きることのできる「強い社会」へ向けて、課題と希望を語る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
湯浅 誠
1969年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。1995年より野宿者(ホームレス)支援活動を行う。現在、反貧困ネットワーク事務局長、NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)